ま

アシュラのまのレビュー・感想・評価

アシュラ(2012年製作の映画)
3.1
野沢雅子、林原めぐみという二大レジェンド声優が参加している作品ということで興味をそそられた日本のアニメ映画。

時は室町時代、貧しい農民たちは飢きんにより苦しんでいた…
そんな最中生まれた少年(声:野沢雅子)、実の母に食い殺されそうになるがその後も"けだもの"として動物・人肉を食らい生き続ける。

四足歩行、言葉もろくに喋れない、「食うか食われるか」の野生児は本能のまま世を生きる。

やがて少年は一人の僧侶(声:北大子欣也)と出会い"アシュラ"と名付けられる。「人間らしく生きろ」という言葉を胸に優しい少女(声:林原めぐみ)との出会いで徐々に"人間"へとなっていくのだが…

アシュラがひたすら不憫で暗い話。
ようやく手に入れた幸せや人の優しさもなだれ落ちていく展開はかなり胸糞。ちょいちょいグロもあるので完全に大人向けのアニメ。絵柄も独特で良かった。


そしてやっぱり野沢雅子さん演じる少年の声は素晴らしい…。
ほぼ言葉という言葉はなく、ウガァとかウンギャァとかなんだけど並の声優では出せない重み・貫禄・レジェンド感がありました。
ま