キャラメルポップコーン

ロラックスおじさんの秘密の種のキャラメルポップコーンのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

illumination作品にハズレはないのだろう。

ストーリーは、THEシンプル。しかし、そのシンプルさ、故にメッセージの方が強く届いた。また、キャラデザや街がふんわりしてくれているおかげで、物語の面白さよりも少し強めのメッセージも程良い感じに入ってきた。

トータス松本さんの歌唱力に驚き。そりゃ上手いのは知っているが、惹き込まれる声すぎました。ほぼ主人公が歌うような歌とは思えない歌にも驚いた。志村けんは、ロラックスおじさんの性格と合った優しい声と普段の志村けんさんの性格がでていて、見ててホッコリ。見てて飽きないペアだった。それに加えて、ミニオンシリーズにもでてくる豪華声優陣も入り、映画として、素晴らしい一本の映画になっていると思う。

最近では、SDGsについて考える機会が増えてきているが、まさにそういった機会の提供に一役買うことができる作品だと感じた。

お金を稼ぐことに捉われてはいけない。勿論、経済を回すことは良い事だし、それ自体が悪い訳ではない。ただ、何かをするには引き換えに何かを失うことを学んで欲しい。それで失うものには、自分にとって、周りにとって、世界にとって、どんな影響があるだろうか。

あなたがもしなにもしなければ、世界は変わらない。この言葉を子供たちが聞いた時、私が木を植えるんだという考え方なのか、私は自然を汚したりなんかしないぞという考え方をするのかどちらなのかという興味が湧いた。

ーー木は傾いた方に落ちる。傾き方を間違えるなよ。ーー