滝和也

宇宙戦艦ヤマト2199 第三章「果てしなき航海」の滝和也のレビュー・感想・評価

3.3
ガーレ!ガミロン!
ガーレ!デスラー!

ジーク!ハイル!ハイル!ヒ○ラー!
と同じ意味。アベルト・デスラー総統の演説がガミラス語で聞けます。まあモデルがあの方ですので上手いんでしょう。ここで流れるガミラス国歌が耳について離れなくなりました。山寺宏一は上手い!伊武雅刀にまけてない。

さてヤマトは太陽系を抜け銀河を航行中。地球と交信できる限界点。家族と話すもの、話せないもの、いいドラマでしたが、このシナリオは旧作の勝ち。ホームシックになる人はいないようです。確かにライトスタッフたるヤマト乗員ならそうかもですが、旧作でその描写があり、印象的です。

冒頭の演説から、デスラーが作戦立案し、ヤマトは恒星に突っ込み、波動砲で辛くも脱出。これも上手くリメイクされてます。やはりデスラーですね、この話は。ガミラスには下品な人間はいらないのセリフもリメイクされてます。

さて次話は?これ記憶にない。敵のロボット兵とアナライザーの交流を描く話。アンドロイドは電気羊の夢を見るのか?Aiは心を持つのか。違和感のある話ですが、先のお話の前振りになってます。

第4話ですが、ガミラス人と初めての交流が描かれます。旧シナリオに似た話はあるのですが、上手くまとまってます。捕虜は女性になってますが…。
そもそも旧作には女性は森雪のみ。無理ありました。増やして当然かな。

旧作の無理や矛盾を上手く説明しながら、シナリオが構成されていくのが上手なリメイク。上手い!

ただ艦隊戦がないので熱くなるところが、ない。主砲の一発でも撃ってくれー。因みにこの巻 真っ赤なスカーフがエンディングテーマ。いいなあ佐々木功。
滝和也

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