このレビューはネタバレを含みます
『ひかりの歌』『春原さんのうた』『彼方のうた』へとつながる杉田協士監督の近年の作風の原点はまさにここからかと感じる。
同じくオリジナル脚本である『彼方のうた』と同様、画面に映る情報は少なく(足りて…
ロングショット。BGMほぼ無し。スクーター。ポラロイド写真。ストリートダンス。植木屋。いきなり東村山近傍から下田まで2人で旅行。スクータータンデム。くじ引きごっこの家には何しに行ったのか、わからなか…
>>続きを読む下高井戸シネマの杉田監督特集上映にて鑑賞。上映後には、監督と撮影を担当された飯岡幸子さんが登壇。杉田監督の初長編作である本作。やはり杉田監督独特の空気感は本作にも流れていた。本作も最小限のセリフと劇…
>>続きを読むあっという間な時間だった
移ろいゆく時間と景色
絶対的に戻らない時間、人が居なくなるということ 写真は残る 眼差し
静かな会話と距離感
杉田監督はじめ、私のなんとなく心地よいなと感じていた映像群…
ほぼドキュメンタリーの中、じわっと染み出すような喪失。
杉田協士監督作品。監督の最新作が公開、特集上映で併映されていた本作を見てみた。
まあ本作は植木の仕事をしている男の日常を垣間見るような作品にな…
《ひとつの歌》傑作「春原さん」の杉田協士監督作品。共通して気になるのは「喪失」「食べる」「写真」について。「喪失」を「失くなってしまってもう無い」のではなく「失くなったことがしっかりとそこに在る」こ…
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