杉田協士作品は『春原さんのうた』に続いての鑑賞。
"うた"が過去と現在をつなぐ役割を持っていることや劇伴を使わなかったり、フィクスショットの多用など、最新作に通ずる作家性が垣間見える作品でした。
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日頃からポラロイドで写真を撮ることが趣味の主人公・剛は、ホームである女性の写真を何気なく撮るが、撮影直後その人物が列車事故で亡くなる瞬間を目撃してしまう。
その後、その女性には娘・桐子がいることを知…
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『ひかりの歌』『春原さんのうた』『彼方のうた』へとつながる杉田協士監督の近年の作風の原点はまさにここからかと感じる。
同じくオリジナル脚本である『彼方のうた』と同様、画面に映る情報は少なく(足りて…
ロングショット。BGMほぼ無し。スクーター。ポラロイド写真。ストリートダンス。植木屋。いきなり東村山近傍から下田まで2人で旅行。スクータータンデム。くじ引きごっこの家には何しに行ったのか、わからなか…
>>続きを読む下高井戸シネマの杉田監督特集上映にて鑑賞。上映後には、監督と撮影を担当された飯岡幸子さんが登壇。杉田監督の初長編作である本作。やはり杉田監督独特の空気感は本作にも流れていた。本作も最小限のセリフと劇…
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