原題は「ワンの到着」。
中国語の翻訳をする女性が急遽依頼された仕事は、ローマに突然現れた中国語を話す宇宙人との通訳だった。
文化交流のため、平和友好のため、地球上で1番多くの人間が話す中国語を習得してやって来たと宇宙人は主張するが、政府機関の男は勿論そんな言い分は信用しない。
長引く尋問が拷問に移る頃、通訳の女性は宇宙人に同情し始める。
チープなコメディ作品かと思いきやだんだん迷走しサスペンス風になり、、、。
ワンさんの最後のセリフ「お前、馬鹿だな」を後味悪く感じるか、予想通りと取るか。
以前見たときはイタリアに増えつつある中国人に対する皮肉だと思った。
この宇宙人は中国語を話すだけで中国人では無いのだし。
しかし今改めて見直すとこの宇宙人の恐怖は充分納得してしまう。
大好きなイタリアは今はもうすっかりやられてしまったし、今後今までの様な観光地として再生していかれるのか不安が残る。
他国の心配をしている場合じゃないのですが、、、。