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宇宙人王さんとの遭遇のmakoのレビュー・感想・評価

宇宙人王さんとの遭遇(2011年製作の映画)
3.8
録画消化。
初鑑賞。
ベネチア国際映画祭で創造産業賞を受賞するなど、各国の映画祭で称賛された異色のSF作品。

内容を知らず、タイトルからてっきりコメディかと思ってたら予想外にシリアス。
イタリアが舞台。
中国語を話す宇宙人のワン。通訳の女性ガイア(フランチェスカ・クティカ)を通して国家機関で働くという謎めいた男・キュルティ(エンニオ・ファンタスティキーニ)の質問に一貫して文化交流で来たと言い張る。果たして真相は。

尋問するキュルティの態度は高圧的。一方の宇宙人は丁寧な受け答え。
通訳のガイアはキュルティのそんな言動に異を唱え、宇宙人の身を案じるようになる。

姿形、人種が違う相手を信用できるかという話なんだろう。それを中国語にしたのは興味深い。宇宙人が何故中国語を話すのかという理由も納得できる。

そしてラスト、宇宙人ワンがガイアに言った台詞が…😨。
ガイアは自己嫌悪だろうな。でもガイアの気持ちはよく分かる。私もガイアと同じ立場だった同じように思い、行動すると思うから。ハァ〜、お人好し😅

人によっては中盤、冗長だと思うかもしれないけど、私は悪くなかった。
CGはチープだったな。
80分の尺でサクッと観れるのもいい♪
こういうの嫌いじゃない😆



2020 #69
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