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ヴァン・ヘルシングのMoviePANDAのレビュー・感想・評価

ヴァン・ヘルシング(2004年製作の映画)
2.4
『STANDARD~理想と現実~』

ユニバーサルのロゴのとこからテンション高めてくる演出は、監督の前作『ハムナプトラ2』同様最高にアガる~⤴️🤣しか~し、ハムナプトラの方はそのままグングン推進力増してゆく“最で高”な作品だったにも関わらず、こっちはある意味でそこが早すぎる沸点到達だった⁉️

ハムナプトラ2作品を世界的ヒットに導いたスティーブン・ソマーズ監督が、自身初となる大台越えの1億6千万$という超大作予算で臨んだ作品❗️『ミイラ再生🤕』をまさに“再生”させたからなのか「師匠、お次は一気に三大モンスターを❗️」とユニバーサルから言われたのかどうかは分かりませんが、ドラキュラ・狼男・フランケンシュタインが一堂に会すという“本来は”夢の様な企画✨更に、主役は脂ののったヒュー様、監督もノリにのってるソマーズ監督とくれば、これはもう“間違いないはず❗️”と製作陣も銭勘定したでしょう😳

しかし、結果は惨敗...⤵️
とはいえ、北米の興行は1億2千万$と製作費には届かない結果となるも、何とか大台は越えてます。ただ、もうこの頃には北米が奮わないと=(イコール)失敗の烙印が押される感じで、その結果を受けてか続編が作られる事はありませんでした😕古典のドラキュラ映画では大学教授だったヴァン・ヘルシング。その彼をスタイリッシュでカッコいいモンスターハンターにするというアイディア自体は悪くないと思ったんですけどねぇ😅でも、劇場で観た時にはやはり「ビミョ~...」と思う自分がいまして...

思うに、ハムナプトラは『ミイラ再生』を全く別物のB級映画に落として遊んだ映画でした。但し、それは良くも悪くもでもあり... だから、元の『ミイラ再生』の現代版を望んでいた人がもしいらっしゃったなら、それはもう失望された事でしょう。でも、その“元”を意識せず只のB級映画として観た人には楽しめる映画だったんですよね✨

それに対して、こっちは何だか真面目なんですよこの監督にしては。そこが監督にとっての不運であり、せつない面でもある。まさに今、頓挫しているダークユニバースですが、ある意味この映画はそれを1作でやろうとした画期的作品。おそらく監督としては、新たなるユニバーサルモンスタースタンダードを作ろうとしたのではないでしょうか❓だから、監督なりの“本格”を目指した映画の様にも思える。ただ、いかんせんどうしても顔を覗かせるB級風味。だから、とってもバランス悪し😩💨監督が描く理想と、顔を覗かせる隠せない現実。それにより、方向性の定まらない何とも微妙な味付けの娯楽になりきれない娯楽作に不時着してしまった感のある作品でした〰️🛬オードブルみたいな、何でもありの美味しさのままの監督で良かったと思うんだけどなぁ🤔

ただ、ヒュー様はやっぱカッコいいし、ケイト・ベッキンセイルお姉さんはやっぱおキレイでした(’-’*)💕あっ、でもリチャード・ロクスバーグのドラキュラは絶対にミスキャストだと思うな~😓もっと彫りの深い“ザ・ドラキュラ伯爵”という俳優さんがもっといるでしょうに...⤵️なんなら、草刈正雄がやった方がまだ全然いいと思います✨『M:I‐2』の時のロクスバーグさんは良かったですけどね🐼
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