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アルゴのhasseのレビュー・感想・評価

アルゴ(2012年製作の映画)
3.0
演出3
演技3
脚本3
撮影4
音楽2
技術4
好み2
インスピレーション3

偽映画のロケを装った人質救出作戦という実話が、映像化し甲斐のある題材として選ばれ脚本が膨らまされたのだろうが、サスペンスとしては空港のシーンくらいしか旨味がなく、潜入準備のシーンは演出も地味で単調な印象。

偽映画のモデルは年代、砂漠、SFの要素を繋ぎ合わせると、もしかするとリンチ版『デューン』か?
カルト作品扱いされるリンチ版『デューン』はSF映画史の表舞台には名を連ねることはない。それは主人公トム・メンデスの境遇に似ている。だが、ラストに映し出される、息子の部屋に飾られた、SF映画の正統的作品スター・ウォーズのフィギュアたちは、トムの偉業がいつか表舞台に発現することを示唆している。(1997年にクリントン大統領が情報解禁)
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