まる

アルゴのまるのネタバレレビュー・内容・結末

アルゴ(2012年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ずっとハラハラしてた。
1発の弾丸が戦争を起こすという重大な状況において、大使館侵入を止めることは不可能だった。
しかも、破棄した書類も復元されてしまう。やはり燃やすのが1番いい。

国のトップ同士が引き起こした問題なのに、無実の市民まで処刑されるのはおかしいと思ったし、二度と起こしてはいけないと思った。
アメリカが他国の政治に介入しすぎたことが原因の1つだった。
ここでは徹底してイラン側の人の心情は描かれてなくて、ひたすら悪者ポジションだった。
バザールのロケハンシーンでは、ちょっと描かれてたけど。

スタジオチームがひたすら痛快で、小気味良かった。
徹底した準備が全部活用されてて、やっぱりあそこまで作り込まないと作戦は失敗したんだなと思った。
組織の中でも方針が別れてて、本当に間一髪だった。

カナダ大使館の家政婦さんに信頼がなかったのも、結構シビアだった。
あくまで家事をする人であって、信頼関係を築くほどの人ではないという関係性が見えてた。
イランの人が聞きに来た時に毅然と対応してたのがよかった。
そうまでしてやっと信頼してもらえるっていうのが、人種間の差別的な側面を孕んでるなあと思った。

最後のナレーションで結構開示しちゃってたけど、大丈夫なんかな。
逆恨みで暗殺される可能性はないと判断されたんかな。
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