hymasumin

アルゴのhymasuminのレビュー・感想・評価

アルゴ(2012年製作の映画)
3.9
実話に基づいた映画。
白色革命でシーア派の怒りを買い、国民から追放されたパーレビ国王に代わって指導者になったホメイニ師によるカオスの時代、アメリカがパーレビ国王を入国させたことに怒ったイラン国民がアメリカ大使館を占拠。かろうじて大使館から逃げ延びた外交官6人の救出劇。

当時、あまりに遠い国の出来事でTVを眺めるだけだった記憶が蘇った。なるほど、こうやって救出したのかと、新鮮に観た。
作戦決行からの息を呑むような緊張感。偽物とバレないようにと演じている外交官を演じる俳優の巧さ。
追うイラン兵士から逃れようと離陸を待つ緊張感はなかなかのものでした。

車も人も市街地も、まさに1980年頃のリアリズムで、これが2012年の作品であることを忘れて観てました。
ドキュメンタリーのように素晴らしい。
hymasumin

hymasumin