1979年にイランで発生したアメリカ大使館 人質事件の際に、大使館からカナダ大使私邸へ避難した6人の救出作戦の実話を題材とした2012年の作品です。
ネタバレになるかもですが・・・
人質救出を依頼されたCIAのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は幾つかの案が出された中、SF映画のロケハンクルーとして脱出させる作戦を立案します
アメリカ政府はデルタフォースによる強行作戦を計画したため、映画ロケハンの作戦に中止命令が出ますが、既に作戦は始動しており、現地のトニーは作戦を決行します。
それを知った直属の上司が必死になってホワイトハウス側を説得してくれる所がなんとも頼もしかったです。
航空券予約のキャンセルを取消したりする場面などホントにハラハラドキドキしました。なんやかんやでイラン領空を脱した時にはもう感動モノでした。
人質がまだイランにいる為にCIAの関与は機密となりカナダ政府の手柄となりますが、何年か後のクリントン大統領時代に、功労者への栄誉を称えるため機密が解除となり関係者に勲章が贈られたと紹介されて映画は終わります。
自国民を救出のため、バレたら人質とともに公開処刑のリスクを負いながらイランに入国し任務を全うしたCIAエージェントが報われてホントに良かったと思います。その辺は個人を尊重するさすがアメリカ政府という感じです!
自らの危険もかえりみず人道的にアメリカ人を匿ったカナダ大使夫妻、作戦中止を知った時も「このまま去れ」とエージェントを労う所もよかった。あと、イラクへ逃げた家政婦も
多くの人の善意の結晶で、血を流すことなく成功した救出作戦で、文句なしの高得点映画でした。