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009 RE:CYBORGのShojiIkuraのレビュー・感想・評価

009 RE:CYBORG(2012年製作の映画)
3.6
 大好きな石ノ森章太郎先生原作の、大好きな「サイボーグ009」。この映画の脚本も、石ノ森氏や009へのリスペクトを感じるし、コミック史、アニメ史に残る名シーン(個人的にはNO.1だと思っている)「地下帝国ヨミ編」のラストシーンを彷彿させるシーンや、武器商人だったブラックゴースト団のような存在、「天使編」「神々との闘い編」に通ずるストーリーの裏を流れる正体をつかめない敵との不穏な空気など、オマージュの数々が見てとれる。
 それだけに「地下帝国ヨミ編」と同じ感動は得られないし、エンディングではなんじゃこりゃ?という思いが沸いてしまった。
 ゼロゼ戦士達のルックスのかっこ良さもハインリッヒ、ジェット、ジョーのイケメン達が特に原画から離れすぎてしまっている。その辺は難しい。
 何はともあれ、あの名作を新作アニメとして世の中に紹介してくれたことには感謝したい。
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