まさかこの駄作をもう一度見るとは思わなんだ。ネトフリに後続作のコールオブジャスティスがある為に予習と復習を兼ねて見返した。
映像と演出と音楽は一級品ながらも脚本が足を引っ張った究極の雰囲気映画、神山攻殻と同じエッセンスが脚本には散りばめられているが彼の存在が非常に曖昧で平凡なストーリーに仕上がったのが頂けない。神山得意のSF世界観に現代でも浮き上がり共感できる社会問題や政治闘争に戦争テロを混ぜる巧みさが今回は発揮されておらず残念だった。川井憲次の音楽は完璧でアヴァロンに並ぶクオリティ、攻殻のイメージが重なるフランソワーズのダイブやサイボーグ戦士達のイメージも現代にアップデート、フランソワーズの黒タイツはエロいし見所は多々ある。
成功とは言い難い作品ながら後にパチンコに移植されヒットし後続作品と新たなパチンコスロット発表と数奇な運命を辿るある意味問題作。
