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009 RE:CYBORGのbluetokyoのレビュー・感想・評価

009 RE:CYBORG(2012年製作の映画)
2.7
なんかイミフなんだけど。これって、2001年のアメリカ同時多発テロ事件の影響なんだろうか。テロ事件が起こるが、結局、犯人が曖昧なままだったりする。犯人どころか、その主体や目的もあいまいな感じだ。犯人を決めつけて、結局は私利私欲で、どさくさまぎれに、どっかの銀行を襲う、なんてのよりは、話的に深まっているけど、テロ事件を自然現象みたいに扱うのはいかがなものかという気もする。それにしても、009のキャラがイマイチわからない。

簡単にあらすじ。
世界中で、高層ビルを爆破するようなテロ事件が続出する。ということで、ゼロゼロナンバーサイボーグが召集される。009だけは、記憶を停止され高校生のまま。サイボーグだから歳を取らないのだろうか。
ところが、009は爆弾をもって六本木ヒルズ森ビルに行ったりする。
そこへ、005ジェロニモがあらわれ、なにをするのかと思ったら、009をぶん殴るのであった。殴って、記憶を覚醒させるのである。そんなバカな。

ということで、009も本部へ。正直に、自分も爆弾持って、ビルに行っちまった、と言ったら、
ギルモア博士、なんだと、お前は、本当に009なのか、とビビっている。面白くなってきたなと思ったら、ここらへんはスルー。
中東のドバイかどっかへテレポーテーションで移動。だが、核ミサイルが発射され、核爆発。

しかも、こうした一連の爆発騒動、どうやら、ゼロゼロナンバーサイボーグの仕業説が広まっている。なんで?

そんなことをやっているうちに、潜水艦から核ミサイルが発射。打ち落としていったが、核ミサイルが一つだけ爆破しそこなってしまう。

しかも、こんなときに限って、テレポーテーションは、あと一回だけ。それでも、出撃する009であった。

だが、核ミサイルを撃ち落とすのに失敗しかかると、そこへ、仲違いしていた002ジェットが飛んでくる。
核ミサイルを爆破することに成功したが、もはや、戻ることは出来ない。

と思ったら、次の瞬間、009や002、その他、ほかのメンバーも、どこか、イタリアっぽい、ベニスかなんかみたいな街にいる。

009がふらふらと爆弾を持っていったのも、爆破テロも、ドバイを核爆発させたのも、核ミサイルを発射したのも、彼の声によるらしい。
009や002を救ったのも、彼の声らしい。

ゼロゼロナンバーサイボーグが無双過ぎるので敵キャラが作りにくいのだろうか。
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