基本的な構成はVシネ版と変わらないが、尺の問題で改変・省略されている箇所がある。（ナレーションで最低限のフォローはあるが）
かなり大胆に省略されたシークエンスも少なくないため、基本的にはオリジナル版を観ている人向けと言ったところ。
一部演者が豪華に変更されているが、レギュラーキャラに関しては同役で続投しているので安心して観ることが出来る。
所謂『金沢編』の総集編とも云うべき内容であるため、安定した面白さはあるけどもオリジナルを知っている人間にとっては目新しさはないし、かと言って初見では省略が多すぎてストーリーから置いてきぼりになる可能性もあり、ターゲット層のよくわからない劇場版となってしまった。
最も注目すべきは、桜井の入院シーンにおいてあまりに不自然なアフレコ音声が編集で挿入されており、まるでホットペッパーのCMのようになってしまっている。
Vシネならまだしも、劇場版であの編集はやばすぎる。笑
なんの意図があってあの音声を入れたのか、アフレコするにしても演技指導があったのか、と謎は深まるばかりだ。
内容は面白いがリメイクにもなっていないような焼き増し感が強く、それならVシネ版を1～8まで観ればいいだけである。
