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ヘルバスター 避暑地の異常な夜のpsychedeliaのレビュー・感想・評価

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 なんでこんな映画にジャン=ルイ・トランティニャンとカトリーヌ・ドヌーヴが出演する必要があるのか分からない。大筋は「暴走族に妻と子を殺された男が復讐する」ってだけの話なんだが, 時代が時代なのと, フランス映画であるがために, 無駄なのか効果的なのかよく分からん捻りがストーリーに加わっている。『殺しが静かにやってくる』といい『傷だらけの用心棒』といい, フランス人は王道を外すのが好きだよな。
 この映画を表すなら, さだめし, 「アメリカン・ニューシネマと『狼よさらば』に影響されたフランス人が撮った『マッドマックス』」といったところか。『マッドマックス』よりも前に作られているんだけどね。色々言うよりもこれが一番本作をよく表している。
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