今まで観た中で救いが最もない映画だなあと暗い気持ちで観た。
リンカーンは1865年に暗殺され、女性一人を含む主犯四人が絞首刑になった。その女性の弁護人の法廷の不公平に対する戦いの映画。
時代は南北戦争の直後。国を安定させるため全員を極刑に処したいという大義が虚偽証言など被告に対し不公平な裁判を仕組んだ。
主人公である弁護人は「彼女が有罪か無罪かはわからないが、公平に裁かれなければならない」と信じ最後まで戦った。 権力や大勢を敵にしても公平なプロセスのために戦った人がその時代にいてくれたことが最後の最後に救いだった。