ミステリーズ
3連休で時間があったので何か観なくてはと検索して探した作品。小さい劇場だからか休日初日はネット席満席。もう題名だけで座席を確保。ミステリーだし。
4時間を超える長尺なんて久しぶり。張り切って劇場へ!!
だがしかし・・・・。数十分すると睡魔が。ミステリー、、、殺人ミステリーかと思いきや、殺人は起こらず、ひたすら愛憎劇が続いていく。眠い。うつろな意識の中で画面を見つめているのかいないのか。数分間は、もはや自分の脳内で勝手に物語を紡いでいたかもしれない。ふと我に返り、正座し直す。周囲を見ると、空席が目立つ。というより、着席率15%くらいだ。成程。
決してツマラナイわけではない。
休憩を挟み、続きが始まる。
眠っていたせいで見落としたエピソードでもあったのか、と思いながらぐるぐるまわる登場者の人間関係を把握しようとしたが、なんだかよく分らなくなる。その内に時制が一致しなくなってくる。
もしや・・・・。
一瞬間の、夢・まぼろしの舞台。少年の一生。舞台の中で幸せだったんだろうか?
少年はいつも動かない。世界ばかりが沈んでいくんだ。(野田秀樹)