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桃さんのしあわせのXXXXXのレビュー・感想・評価

桃さんのしあわせ(2011年製作の映画)
4.8
香港の女流監督アン・ホイによる感動のドラマ!公開当時劇場にて鑑賞しました。

アンディ・ラウ扮する、映画プロデューサーのロジャーは、幼い頃から自分の面倒を見てくれた桃さん(ディニー・イップ)と仲が良い。
しかし、桃さんが脳卒中になり、身体が不自由になってしまい、ロジャーは彼女の面倒を見る。

正に秀作!と言っていいドラマ。アンディは非の付け所がない好青年(中年?)だし、ディニー・イップも、底抜けに優しい家政婦さん。

彼女を老人ホームに入れてあげたり、食事をご馳走してあげたり、束の間のデートを楽しんだりと、微笑ましい日常スケッチが描かれます。アンディが同じ老人ホームに入ってる入居者の爺ちゃんに、「あんた桃さんの息子さん?」と聞かれて、咄嗟に「はい!」と答えるシーンがすごい良かった。
老人ホームの仲間も、手癖が悪いスケベ爺さんとか、意地悪そうな婆さんとか、一筋縄でいかないんだけど、やっぱり皆んな優しい。

ゲスト出演で、サモ・ハンやツイ・ハークが本人役でカメオ出演!俺たちのアンソニー・ウォン兄貴も今回は、老人ホームのオーナーの役で出演。
 
他にも、あのゴールデンハーベスト会長レイモンド・チョウや、アンジェラ・ベイビー、チャップマン・トーなど豪華なゲスト!

アンディは、プロデューサーの役なので、
香港映画のメタっぽいエピソードもあります。ちなみに主演のディニー・イップは、ジャッキーの『サイクロンZ』で、サモ・ハンと恋仲になった女性。香港の名女優です。

香港アカデミー賞こと香港金像奨では、賞を総ナメして、さらにヴェネチア国際映画祭にて、ディニー・イップが女優賞を獲得する大熱演でした。

やがて物語は悲しい展開となります。中盤から後半にかけて、桃さんの病状は悪化していき、そして...。
現在進行形で、母が認知症の僕には非常に辛い展開でした。
ご両親さんが高齢の方ほど、沁みると思うし、ご両親の介護について悩んでいる人にもぜひ見て頂きたいですね。
ラストは爽やかな涙が流せると思います!
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