デパルマ

演劇1のデパルマのレビュー・感想・評価

演劇1(2012年製作の映画)
3.0
「静かな演劇」の産みの親、青年団の演出家、平田オリザは俳優の演技の間や話し方を口立て法で徹底的にコントロールしていた。かつて青年団に所属していた映画監督、深田晃司のロベール・ブレッソン論が興味深い。深田監督は「俳優は考えるコマである」と見なす平田オリザ的な/ブレッソン的な/小津安二郎的な演出論のカウンターとして、演出ではなく配役を重視し、考える芸術家としての俳優を動かす監督になったと言えるかもしれない。
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