ピピ

演劇1のピピのレビュー・感想・評価

演劇1(2012年製作の映画)
5.0
青年団ドキュメンタリー。
全5時間42分!!!

テレビや映画でも活躍している役者が、ドリルとハンマー片手に舞台セットを組み立てたり、照明に関わったり、財政面まで全てを担っててかなり衝撃的だった。

青年団への就職面接のシーン、真面目そうな大学3年の女の子と、脚本というか役者というか演劇をやりたいというウザい男性が対照的で面白くて、二人は仕込みで役者だったんじゃないかと思うほど。手取り10万の話が忘れられない。

オリザさんの0.5秒単位の細かすぎる役者への指摘、セリフを間違ってないのに何度も何度も同じシーンをやらせるとこを見て、青年団と現代口語劇が分かってきました。なるほど面白い。

「すぐに評価されるものは新しくないもの、新しいものをやるとき準備期間は苦痛。」という言葉は説得力があった。

そしていつも柔和なオリザさんのお怒りはいろいろ怖い。

この演劇1のラストが良すぎてもう…☆5つです!!
青年団、良い劇団じゃあないですか!!
ピピ

ピピ