ポスト許されざる者時代の西部劇の中でも最高クラスの傑作なんじゃないかなぁ。
いろんな人物が死ぬシーンをあえて素っ気なくすっ飛ばしてるのは明らかに意図的なんだろけどあれはどういう理由なのかなぁ。個人的には作中登場人物が何度か口にするように、死こそが最も確定的でフェアなものでだからこそあえて死を記号として書いたんじゃないのかなぁ。それによって人物退場によるウェットさや余韻はゼロに近くなったし暴力の連鎖の嫌な意味でフェアな部分を感じれたしなぁ。
序盤もしかしてこれシャイアン族とベールが手を組んでコマンチ族倒す話に転がるのかと思って、もしそうなってたら今年ワーストの大嫌いな作品になってたけど流石にそんなウォームボディーズみたいな最悪な展開には流れなかった。
