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荒野の誓いのkazu1961のレビュー・感想・評価

荒野の誓い(2017年製作の映画)
3.9
▪️Title : 「荒野の誓い」
Original Title :「Hostiles」
▪️First Release Year:2017
▪️JP Release Date :2019/09/06
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-433
🕰Running Time:135分
▪️My Review
西部劇、活劇、ガンファイト。。。どれも思ってたのとは全く違う作品でした。本作は壮大にして深遠なヒューマンドラマ、まさしくウェスタン・ノワールです。
その深遠なテーマ、白人と先住民の骨肉の争い、アメリカの負の歴史と堂々向かい合いながら、「人種の別を越えて、人は認め合い、許し合うことができるのか?」といった問題意識をもって、さまざまなヘイトがあふれかえる現代社会に訴えかけています。
そして、そのメッセージを大上段に振りかざすのではなく、西部劇ならではの広大な大地、映像の美しさをきっちりと映画として表現した所がまた素晴らしいです。
個人的にはエンディングがかなり好きですね!!
本作、スコット・クーパーの最新作です。主演はクリスチャン・ベール。戦争の英雄でありながらも暗い過去を持つ軍人を演じたベールの役作りはやはり素晴らしい。もう彼の演技は超一流の域ですね。そして、『ジェロニモ』や『アバター』などで知られるアメリカ・インディアンの名優ウェス・ステューディの重厚な存在感も抜群です。更に、大尉の部下でフランスから移住してきたばかりの10代の上等兵役として、ティモシー・シャラメが出演しているのも注目です。

物語は。。。
1892年、インディアン戦争の英雄で現在は刑務所の看守を務める騎兵大尉のジョー(クリスチャン・ベイル)は、かつての敵で余命わずかなシャイアン族の長イエロー・ホーク(ウェス・ステューディ)とその家族を居留地まで送る任務に就きます。道中コマンチ族に家族を惨殺されたロザリー(ロザムンド・パイク)も加わり共に目的地を目指しますが、襲撃が相次ぎイエロー・ホークと手を組まなければならなくなります。。。

▪️Overview
「ファーナス 訣別の朝」でもタッグを組んだクリスチャン・ベールとスコット・クーパー監督による、産業革命後の開拓地を舞台にした西部劇。1892年、産業革命によって急速に開拓地や街へと変貌を遂げつつあるアメリカ・ニューメキシコ州。インディアン戦争の英雄で、現在は看守を務めるジョー・ブロッカーは、かつて宿敵関係にあったシャイアン族の酋長イエロー・ホークとその家族をモンタナ州へ護送する任務に就く。その道中でコマンチ族の虐殺によって家族を失った過去を持つロザリーと出会い、彼女も旅に加わることとなる。一行はなんとか厳しい辺境地を乗り越えたが、ある地点で互いの協力なしでは生きていけない危機的な状況に陥ってしまう。ブロッカー役をベール、ロザリー役を「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイク、イエロー・ホーク役を「ジェロニモ」「アバター」のウェス・ステューディがそれぞれ演じる。(引用:映画.com)

出演は、クリスチャン・ベール、ロザムンド・パイク、ウェス・ステュディ、ジェシー・プレモンス、アダム・ビーチ、ロリー・コクレーン、ベン・フォスター。
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