Lila

SHAME シェイムのLilaのレビュー・感想・評価

SHAME シェイム(2011年製作の映画)
3.0
マイケル・ファスベンダーが高く評価された事を思い出して観てみました。これはR-18で覚悟がいります。1人で見る事をお勧めします。

セックス依存症の男性の虚しさをとことん描いてるのですが、とにかくとことんです。ストーリーは特になく、彼の辛さをそのまま1時間半映画にしたみたいな作品。

妹役のキャリー・マリガンも体当たり勝負してますが、ここがまたダーク…兄妹の育ちや過去のトラウマが、こういった病や生活に繋がってるのは分かりますが、何がどうしてこうなっているのかの深掘りはなく、そこが気になってしまうのは否めません。

職場の同僚とディナー行くシーンのナチュラルさは割と記憶に残ります。あーああいう会話あるなーと。歩み寄っているようで歩み寄らない、歩み寄り方が分からない。好意はあるのに、好意があるからこそ、その次に進めない体の呪い。でも娼婦は永遠に抱けてしまう。

会話や脚本は少なめで、音楽と共に奏でてるシーン展開。割と激しめのシーンもありますが、この音楽や映像の描き方で、興奮しないように作られているのが不思議です。虚しさが前面に出過ぎてて興奮できない…でもそれは女性意見かもしれませんw
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