このレビューはネタバレを含みます
セックス依存症の兄の家に、リストカット癖のある妹が転がり込んできた。
徐々に兄の生活リズムが壊され、性処理もうまくいかなくなる…
兄妹だからこそ埋める事のできない部分が重なり、徐々にノイローゼ気味になっていく兄。
時に妹に当たってしまう。
でも妹の事は大事に思っている。
そんな兄を愛している(依存している)からこそリストカットをしてしまう妹。
この兄妹、どうも共にアイルランドにいた頃に虐待やトラウマがあるような感じ。
ラスト、絶望の縁に立つ兄はまたしてもセックス依存症へと引き込まれてしまうのだろうか?
見る側に想像させて終わる。。
地下鉄で2回登場したご婦人が思わせぶりな態度なんだよな〜。
後半は派手な衣装や指輪になっていたから、男が変わったという事かな?
アンドロイド役とはまた違ったファスベンダーの繊細だったり、感情を爆発させたりする演技が素晴らしかった。
怒りに任せて力強く腰を振る姿が切ない。
長回しや映像のセンスがとてもよいなーと思った。セリフも少なめ。
性依存症について、"変態"と呼ばれたり、まさに"恥"だというのも自分でもわかってる。けどやめられない。これは苦しいね。
本当に好きな人と、いざそうなるって時に役に立たないってのも辛い。心が優先されちゃうんだよね。
大事にしたい→嫌われたくない→でもヤリたい
これが頭の中でループしてどうしようもなくなる。
ちなみに、わかるわ〜w