湯っ子

バッファロー’66の湯っ子のレビュー・感想・評価

バッファロー’66(1998年製作の映画)
3.6
当時、おしゃれ映画として大人気なのに乗り遅れたので、今まで観てなかった〜。U-NEXTにやってきたのでさっそく鑑賞。
なるほど、面白い撮り方だったり、音楽の使い方がカッコよかったり、ヴィンセント・ギャロの赤いブーツやクリスティーナ・リッチの場末のキャバ嬢感とかもイイ感じ。なんだけども、ギャロやそのパパのすぐキレる感じとか、ママのアメフトへののめり込みようとか、「ああ、これはそういう病院に行けば〇〇症候群と診断名がつくやつだな」と思ってしまい、それにしたらそこそこ頑張って家庭作れてるじゃんと思ってしまった。みんな、悪い人間ではないし。
ギャロ演じるビリーはダメ男だけど愛らしいところもある。にしても、リッチ演じるレイラは彼のどこが・なんで好きになったのかわからない、「悪い人じゃないよね」っていうくらいじゃないのか。いわゆるストックホルム症候群なのか。なんか症候群だらけの映画だな。日本版キャッチコピーはうまいこと言ってる、「最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた」。天使ってことにしちゃえばなんでもアリだからね。
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