Ananas

バッファロー’66のAnanasのネタバレレビュー・内容・結末

バッファロー’66(1998年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

人間は自分に欠けているものを埋めるために見栄を張ったり、うそをついたりしてしまうものなのだろうか?

ラストはハッピーエンドのように見えますが、主人公と両親との関係が改善されるような気がしないので、何ともやるせない気持ちになりました。両親のことをあんなに気にかけていたのに...
良い関係が成立するのはお互いが愛し愛されてこそ...
一方通行の愛はなかなか相手には届かないようです。

個人的に気になったことや、妄想してみたことをまとめてみました。

⭐︎主人公のビリーはさまざまな人々に因縁をつけてトラブルを起こすが、彼は自分より立場が低い(むしろ弱そうな)様に見えた人をあえて狙っているような気がした。

⭐︎ビリーが体を触られたくなかったり、どうしても1人で入浴したかった理由は刑務所で性的暴行を受けたからなのだろうか?彼が思うように排尿できないシーンはもしかしたら刑務所で肛門性交を強いられて前立腺が肥大してしまったからなのかもしれない。(容姿が端麗だから頻繁に狙われた?)

⭐︎ビリーの自宅のテレビはカラーではなく白黒だったが、ひいきのチームのバッファロー・ビルズが最後に優勝した1966年以降、家族の中で時が止まり続けていることを示唆しているのだろうか?
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