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バッファロー’66のsのネタバレレビュー・内容・結末

バッファロー’66(1998年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

やばい!映画館でこの映画を観ることができて、本当に幸せだとおもった!!!!

実は、高校生くらいの時に、当時の好きだった人とDVDでこの映画を観たことがあって、そのときは全く記憶に残らなかった(ストーリーもほぼ忘れていた)というか、ビリーについて「なにこの不器用な男」みたいな感想しかなかったけど、

この歳(24歳)になって改めて映画館で観て、こんなにいい映画だったとは思わず、なぜか号泣してしまった。
(余談だが、後ろの列に座っていた夫婦?が、映画終わったあとに「笑えた〜」って話してて自分とのギャップにめっちゃ驚いた)

たしかに不器用は不器用なんだけど、儚く弱く、誰からも愛されたことのない男が、一生懸命に愛を知ること、愛すことの美しさがすごく胸に刺さった。
高校生のときは気付かなかったけど、ビリーはめっちゃめっちゃめっちゃめっちゃ優しい男だったんだね。そして、誰かに甘えたくて、愛されたかったよね。

虚勢を張っても、やっぱり惨めで情けなくて、自分を受け入れられなくて、ずっとスコット・ウッドのせいにして憎んできたけど、憎む先に何が残る?と自問自答の末、愛に気づけてよかった。

昔はレイラを、ぽっちゃりの物好きな女と思ってたけど、レイラほどいい女はいない。
私もレイラみたく、寛容で肝が据わった女になりたい。

ほんっとーーに映画館で観られてよかった。
題名の「バッファロー'66」の意味も理解できた。
しばらくは余韻が消えないなこれは。


映画が終わったあと、"熱々のホットチョコレート"が飲みたくなって、近くのカフェにはいった。ココアが無かったのと、猫舌なので、ぬるめのホワイトラテでひと息。

そして、この映画を観ると、誰しもが憧れるであろう赤いブーツも欲しくなっちゃった。
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