りょーこ

アイ・ソウ・ザ・デビル 目撃者のりょーこのレビュー・感想・評価

2.5
原題でもない英語をカタカナにして邦題にしないで欲しいですね…

さて、デニス・クエイド出演のクライム・スリラーです☆
内容は……悪くはないけどツメが甘い。

傑作『ディスタービア』に似てますが、ハラハラ感もスッキリさもなくて残念でした。



高校生4人、幽霊が出ると噂のヴォーン邸に向かう。
すると、数年前に妻を亡くして一人暮らしのはずの彼の家に、2人分のシルエットが浮かび上がった。

近くで見ようと忍び込むと、寝室で女性の遺体を発見。
わたわたしていると、ヴォーンに見つかってしまい、逃げ遅れた1人が殺害されてしまう。
友人達はヴォーンを逮捕させようとするが、抜け目なく、また人格者であるヴォーンを警察は信じ、事故として処理される事に。

納得いかない友人達は再度ヴォーン邸に忍び込み、証拠として女性の遺体の写真を撮ろうとするが、またまたヴォーンに見つかり、またまた友人が捕まってしまう。
警察には不法侵入、強盗犯として追われる中、果たして友人を助ける事が出来るのか??



んー………
こういう話の場合、もっとヴォーンがワルで完璧主義者じゃないと、つまらないと思うんです!
それをガキんちょが、信じない大人達を振り切って暴く、というのが醍醐味なんだけど…
子供も大して頑張ってないし、ヴォーンも大してワルじゃない。

総じてインパクトが足りない、そんな作品でした。。

『ディスタービア』は子供の描写も上手いし、犯人も優しいけど極悪人というギャップが良かった!
そういう極端な面も混ぜて欲しかったです。

幼少期のトラウマとか、家族の問題、学校生活と色々盛り込んでいたのに、活かせてなくて残念~
りょーこ

りょーこ