チッコーネ

裏切りの陰謀のチッコーネのレビュー・感想・評価

裏切りの陰謀(2011年製作の映画)
3.5
「文屋 VS 権力」を描く社会派サスペンスで、ファン・ジョンミンを筆頭にキム・ミニ、キム・サンホ、ペ・ソンウ、キム・ミンジェ、チョン・マンシク、イ・ギョンヨン、そして甘いマスクのチン・グとキャストは最高…、いやぁ2010年代の韓国映画って、ホントに良いもんですね。
事件の核心へ一歩ずつ近付く地道な謎解きと、豪華サブキャラ陣の力で、コメディ演出はさほどないのに楽しく観進められた。
だのに本作の評価が高くないのは、白鯨に例えられた悪が強大過ぎるあまり、結末のカタルシスも弱いからであろう。
しかし近年のサービス過多な韓国サスペンスに比べ硬派な魅力アリ、特に姿を見せない「第三勢力」を暗示するラストは良かった。