ずっと気になってたやつ!すごい引き込まれた〜!
隠居した往年の大女優、藤原千代子をインタビューするかたちで、彼女の人生(映画)を振り返る。
回想の中にインタビュアーがしっかり入り込むところや(時にツッコミも入れる)、人生なのか、フィクション(映画)なのか曖昧なところがあって、その不思議な世界観に虜になってしまう…!
ひたすらに、少女時代に出会った「鍵の君」に会うために、あらゆる時代を奔走する千代子の姿が美しく、ドラマチック。
あのシーンをここに重ねてくるのか…!とか、別の映画と映画をきれいに繋ぎ合わせてくるところとか、本当すごい。
ラストシーン、「だって私…」の先を聞いて、「ああそういうことか」と思った。
もっと今監督の作品を見たかったな…。