「初恋の人に再び巡り合うために
駆け抜けてきた(ようなものだ
った)んだわ、私の女優人生」
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っていう構造の映画なのね。でも
主人公・千代子の語る妄想の内容
が、私にはハマらず、退屈でした。
映画として普通に面白くなかった。
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すっごく私の好きなタイプの映画
だと思うけど...この無感動は何?
昭和の邦画を観ないからかなぁ。
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結局みんな自分のフィクションを
生きているようなものじゃないか
っていう主張はわかるんですけど、
「...で?!だから何??!」
ってイライラ結論を待っていても
ただ微笑んだワケ知り顔でなにも
言ってくれないから、腹立ったの
かも。
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普通に役者人生語って欲しかった。
思い出話だって充分フィクション
なわけだしさ。
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もっとしっかり話を聞きたかったの
に、肝心な所で逃げられた気がした。
もう3~4歩踏み込んできてくれな
いと私にはわかんなかったです。
今敏監督作品、一応4作全部観たけ
ど『妄想代理人』が一番好きでした。