このレビューはネタバレを含みます
「あの人の顔ももう思い出せない」
大切なことに気がついて絶望するのに諦められない。悲劇的な恋をずっと追いかけている可哀想な私が好き。
そこがすごく嵌ったなぁ。夢を見る年頃じゃない、老いた自分を見られたくないと思っても長く続けてきたからやめられないというか、ライフワークになっていて切なさも楽しんでる。
宇宙に旅立つのは死後の暗示なんだろうけど、そっちの世界でも見つからないままのほうがいいのかもしれない。鍵の使い道はトランクだとしたら鍵の君は困っただろうな。
映像が独特で面白かった!物語をどんどん渡り歩いて現実の人間が突っ込んでいくスタイルも好き。現実かお芝居か曖昧なのは記憶が定かじゃないってことなのか〜なるほど〜。
2024/01/20 劇場にて再鑑賞