アンソニー

千年女優のアンソニーのネタバレレビュー・内容・結末

千年女優(2001年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
「好きな人に会おうとするけど会えない」
というこのパターンのみで
物語を作ろうとするチャレンジャーな
作品で僕は好きでした。

鍵の使い方が良かったです。
二人を繋げるアイテムとしてはもちろん、
グラスと当たって我に帰るシーンとか
上手いと思いました。
最後は思い出を開ける鍵として
ど真ん中ストレートで締めくくる。
存分に使っていてすごい。

今回もどこまでが現実なのか?の
ぐちゃぐちゃ具合が炸裂していました。
個人的には好きですが、
今回は賛否両論ありそうな感じですね。
インタビューする側の二人が
過去の回想の世界に入り込んでいたり、
謎の老婆が現れたり、
この作品を確実に面白くしている!と
断言はしにくいなぁと思いました。
好みがありそうです。
このカオスに浸るために
周囲の設定をシンプルにした方が
より全身で味わえたのかなとも思いました。

映画館で観れたのは良かったです。