このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
「好きな人に会おうとするけど会えない」
というこのパターンのみで
物語を作ろうとするチャレンジャーな
作品で僕は好きでした。
鍵の使い方が良かったです。
二人を繋げるアイテムとしてはもちろん、
グラスと当たって我に帰るシーンとか
上手いと思いました。
最後は思い出を開ける鍵として
ど真ん中ストレートで締めくくる。
存分に使っていてすごい。
今回もどこまでが現実なのか?の
ぐちゃぐちゃ具合が炸裂していました。
個人的には好きですが、
今回は賛否両論ありそうな感じですね。
インタビューする側の二人が
過去の回想の世界に入り込んでいたり、
謎の老婆が現れたり、
この作品を確実に面白くしている!と
断言はしにくいなぁと思いました。
好みがありそうです。
このカオスに浸るために
周囲の設定をシンプルにした方が
より全身で味わえたのかなとも思いました。
映画館で観れたのは良かったです。