乙女のはにかみ

千年女優の乙女のはにかみのレビュー・感想・評価

千年女優(2001年製作の映画)
4.8
素敵なセリフ表現がたくさん散りばめられているうえ、映像表現がとても美しく圧倒されっぱなしだった。
現実、過去の回想、役としての回想の3つがごちゃごちゃになっていて理解するのが難しかったが、その雰囲気が逆に好き。とにかく映像表現が凄すぎてそれだけでも見る価値がある。
また、"鍵"を肌身離さず大切にしている姿(鍵が物語を握っている部分含め)や好きな人のために一途に全力でかけていくロマンチックさが可愛らしくて大好き。憧れまで感じた。
かと思えばラストの台詞のどんでん返し。観ていて薄々感じていたが本当にそうだったとは、と驚きが大きかった。あのセリフからエンディング曲に入る瞬間が1番痺れる。

パーフェクトブルーの姉妹的な存在と呼ばれている理由が分かった。個人的にはパーフェクトブルーのほうが好き。