フクロウ

千年女優のフクロウのレビュー・感想・評価

千年女優(2001年製作の映画)
5.0
エンディングソングが良すぎる。あとラストの「どっちでもいい」という話も。「あの人を追いかけてる私が好きなの」。「鍵」とは、もう存在しない人の影のことで、それはつまり我々が既に亡くなった俳優が出ている映画、もとより役者は実在しないアニメーションを観ていることとパラレルであり、暗喩になっている。元憲兵の謝罪から駆け出し、これまでの全ての出演作を跨いで「走る」お芝居を、しかも劇中現実の藤原千恵子のリアル人生を織り交ぜながら、さながらMADのように繋げられるのも、人生がストーリーであり、映画やアニメと互換性があるからである。
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