みやび

千年女優のみやびのレビュー・感想・評価

千年女優(2001年製作の映画)
2.0
高評価に釣られて観たものの、ハテナ連続で僕には合わず。正直かなり苦手な作品だった。。

※お好きな方ごめんなさい。


映像製作会社の社長・立花は大女優・藤原千代子の半生を振り返るドキュメンタリー制作を依頼される。

千代子の大ファンだった立花は若いカメラマンを引き連れ、30年前に人気絶頂の中、忽然と姿を消した千代子の屋敷へ向かう。

年老いた千代子は自らの人生を語り始める。それは女優になる前の初恋から、名も知らぬ男性を生涯をかけて追い求める話だった。といった内容。


うーん。。

初恋の男性を追うのは分かるが、接点も一瞬なのに、動機が弱すぎ。それで生涯かけて追いますかね。。

追う方も追われる方も、大したエピソードもないのに、なぜそこまで運命的に思うのか謎。

物語の要となるアイテムも結局・・・?


一番受け入れがたかったのが、【インタビュアー達が物語に入っていくという展開と演出】。

一体何を永遠と見せられているんだ。。


主人公の記憶と歴史を辿るというところは理解できるものの、かなり違和感。

思い出話に彼らが出演しているのが、どうにも受け入れられず。

昭和っぽいノリの合いの手も苦手。


劇伴は平沢進。
有名なアニメでいうと『ベルセルク』。

プログレッシブ・ロックからニューウェーブっぽい音楽。
個人的に好きな系統の音楽。


オープニングの曲良き。 ←ワクワク
それでもって「鍵の君」の声が山寺宏一。 ←好き

なにか有りそうな予感がしたのだが・・・予感で終わった。笑


極めつけが、千代子のラスト台詞。

ウソでしょ?
純愛でもなんでもねーじゃん!!
((((;゚Д゚))))ドンビキ


思わず笑ってしまった。
制作陣の狙いとは逆だと思うけど。笑


キャラクターデザインも好みじゃないと思ったら、元々『エヴァンゲリオン』、その後『崖の上のポニョ』でジブリに引き抜かれ今も席を置いている本田雄が名を連ねてる。

うん、ポニョに出てくる老人とキャラデザ似てるわ。。好きじゃない顔。

ただ、本作でのアニメーションの作画は素晴らしい。
当時としては、かなり斬新だったのでは。


作品と全く関係ないが、今敏監督があの有名なギタリスト今剛の実弟だということは、この作品を見てから知って驚いた。
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