このレビューはネタバレを含みます
話には感じるものがあった。
映像はやっぱし、私にとっては難解な、
この監督の作品。
どこまでが現実で、
どこからが虚構なのか。
追いかける美しさ…というよりは、
積み上げてきた時間を
捨てることのできない
人の切なさ…を感じました。
演じ続けてきた自分を現実と思いたい。
だから演じることをやめられない。
鍵を手にするということが、
その鍵で開けることのできる
錠を追いかけてしまう縛りのような。
何かのスタートのの扉かもしれないし、
何かのゴールの扉かもしれないし。
だから、
長い時間が経過して再び鍵を手にした時、
物語は動き出したのかも。