最後の一言でこの映画が完成した気がした。
最後までどう見て良いのか若干分からなかったが、最後の一言で点と点が繋がって納得感が生まれ少し気持ち良かった。
話の軸は初恋の人の行方と主人公の人生。
その見せ方が特徴的。
現実と出演作品が繋がって境目が分からなくなり少し気持ち悪い感覚。
最初はそのような見せ方をする意図が分からなくてモヤモヤ。
パーフェクトブルーと同じ感覚で混乱させたいだけなのか?
しかし、最後の「恋をしてる自分が好き」という言葉からあぁただ人生を1本の映画として過ごしてきたのだと合点がいった。
名前も知らない初対面の相手を追い続ける行動の謎とふとした言葉の端々から感じられる自己愛の違和感が繋がった。
主演を張れる女優というのは自分のこと大好きな人間なのかなと思った。
途中、初恋って呪いだなぁとしみじみ思った。何故か忘れられないよね。
主人公の瞳の美しさとか泣きぼくろの妖艶さとか妙に生々しくてモデルとかいるのかなぁと思った。
映画って主演女優が魅力的だとそれだけで観れるよなぁ。