マキッ

千年女優のマキッのネタバレレビュー・内容・結末

千年女優(2001年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

よく分からないけれども良かった
こういった純粋な?アニメ映画みたいなものをジブリ以外で観るのは非常に久しぶりだった気がするが、なんか純粋に楽しめた。前情報ほとんどなしに見たのが良かったのかも知れない。ただ単純に内容はちょっと難しいねんな…。
放送作家?の社長が過去一世を風靡した女優である千代子のインタビューに赴き、千代子の反省を振り返るという内容。この文章だけ聞くと正直面白くなさそうと思ってしまうんだが、過去の回想シーンだと思っていたら急に演じていた映画のシーンが混じってきて転調が楽しめた。満州の列車の中から江戸時代の城の中にワープしたりして、最初は、え何?みたいな感想だったが次第に慣れてきて現実の人が役に当てはめられているのは結構面白かった。特に看守というか治安維持部隊みたいな人は良かった。
ひょんなことから預かった鍵が文字通りキーアイテムなんだけれども、結局鍵で開けられる物質的なものが何だったのかは明かされないのも割と好き。
千代子が出ている映画を見すぎて役を演じられるぐらいになっている社長もキャラとして好き。
キャッチコピーが「その愛は狂気にも似ている」らしいが、難しいですね…。多分千代子がある意味狂信的に鍵を預けた人を探していることとかを表しているんだと思うけれども、私はこれ以上深い回答が出来ねえや。
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