せり

千年女優のせりのネタバレレビュー・内容・結末

千年女優(2001年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

かつて人気女優藤原千代子をインタビューする話。千代子が今まで出演した映画と現実が入り交じる感じでインタビューが進んでゆく。

映画製作所70周年記念で30年間姿を消している女優千代子にインタビューすることになった橘。そして30年前に映画撮影中に自身があり、千代木が首にかけていた鍵を落とし、橘が拾っていた。それをインタビュー時に返した。千代木はインタビュー中に具合が悪くなり、病院へ。橘が「やっと彼に会えますね」と言うと、千代子は「」と答えた。

ちなみにインタビューの内容はこんな感じ。千代子は女優にスカウトされたがことわろうとしていた。ある日特高から逃げる絵描きを千代子が庇い、自宅蔵に匿っていた。その絵描きは千代子が学校から帰るといなくなっており、鍵を遺して満州に行ったという。次の映画が満州で撮影されることを知った千代子は、女優になることにした。千代子は鍵をずっと首にかけて、絵描きに恋い焦がれていたが、例の撮影中に年老いた自分を見られたくないと思い、それ以来映画から遠ざかっていた。

次の映画に映るときのマジックでも見てるかのような鮮やかさや、夢か現実かわからないようなめまぐるしい転換はとても好き。だけど注意してないと話に置いてかれるので、観にくい。
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