Eのつく人

千年女優のEのつく人のレビュー・感想・評価

千年女優(2001年製作の映画)
4.6
好きな人に会うために千年間生きるように全力で走り続けた女優の話。
鍵の君(CV山寺宏一)の「満月になる前の月が一番好きだ。まだ明日があると希望が持てる」(うろ覚え)というセリフが主人公の生き方を表しているのが面白い。あの人が好き、と言うよりはあの人を追いかけている自分が好きだ。とすることで恋の叶わなかった彼女の人生全てが肯定されるのが素敵。何度生まれ変わってもあの人を追いかけ続ける、好きだから、だから走り続ける。そこに答えが無くても、ただ1つ好きなものを追いかけ続けながら生きる人生の素晴らしさを描く、そんな物語。
人でも物でも、何かを1度でも愛したことのある人に見てほしい作品。
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