時を超え場所を超え虚実を超えなんと美しきメロドラマか。
うら若き女優の穢れなき盲信が古き良き時代の銀幕に絵には描けない清らかな心や止められない情念を映し出す。
数々の手塚漫画で体験した時空を超えた…
大女優が過去を語るんやけど、場面展開も多く混乱しながら最後まで走り抜けたって感じ。
ラストのセリフ、タイトル、それでなんとなく腑に落ちる、そんな作品でした。
映像も綺麗だし、この監督の他の作品も…
現実と虚構を隔てる境界に立つのが役者であり、その境界二立つ人間の人生を描くとき、その境界を当然なくなる。そんな戯言を本気で信じきってしまえる体験で、本当に素晴らしかった。
とにかく走る走る。その運…
(C)2001 千年女優製作委員会