エディ・コイルの友人たちのネタバレレビュー・内容・結末

『エディ・コイルの友人たち』に投稿されたネタバレ・内容・結末

おもしろい。映画の8割は脚本というのがわかるタレ込み屋の映画。古い犯罪映画に70sの味付けがされた感じ。ミッチャムが疲れ顔でちょっとスタローンの哀愁がある。
主人公があまりに呆気なく殺される。物語化されない死は、年老いて力を失ったアウトローの消えゆく運命とまさに呼応している。切ない。
音楽、映像、車、ストーリー全てが70年代の香りで満ちていた。3パターンも変装を見れた。
ときどき挿入されるイヤな話が、最後までほとんど何も起こらない映像に、何か起こったらイヤだな〜という予感だけ与え続ける。
イギリスらしい陰気臭さと地に足着いた犯罪メソッド。テンションは上がらないんだが妙に焼付く。
自分もささやかな幸福(アイスホッケー観てビール飲んで車の中でうたた寝)の最中で呆気なく死にたいです。

「引き出しに手を入れさせ蹴って閉める。これは痛い。何が起こるか知っているとなおさら痛いものだ。」
だからラスト、主人公の男(ロバート・ミッチャム)は「引き出しに手を入れさせられる」以上のものを覚悟し…

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話の本筋は、裁判にかけられたケチな売人と警察の司法取引だ。

足のつかない銃の売買は、銀行強盗をするに当たって、警備のシステムが手薄な時代には有効な手立てだ。

だが、我が身可愛さに仲間を売るのはよ…

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