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コクリコ坂からの14のネタバレレビュー・内容・結末

コクリコ坂から(2011年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

マイベストオブジブリを再鑑賞。明治時代の洋風の建物、色合い、キャラクターの可愛らしさ、切なさと青春入り混じる恋愛模様、カルチェラタン存続をかけたドタバタ劇と情熱、音楽、絵柄…全部好き。ジブリで1番好きな男性キャラクターこと風間さん、知的なのにワイルドさや大胆なところがあって相変わらずかっこよかった。
好きなシーンはキリがないほどあるのですが、メルがバス停で「血が繋がっていても好き、死んだお父さんが代わりに風間さん送ってくれたんだと思う。」と言うシーンが特に好き。恋心と現実の葛藤から出した結論がその言葉なんて心が美しすぎて心が締め付けられた。
また最初の旗揚げシーンはメルが過去(お父さん)に思いを馳せていたからか表情がもの哀しげ。でも最後の旗揚げシーンの表情はどこか明るげ。それはきっと紆余曲折あったお陰で過去と決別して、お父さんが代わりにくれた風間さんと過去でなく未来を生きていくという思いがメルの表情に出たのかなと感じました。改めて素敵な作品や…。
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