前作の出来に対して見かねたのか宮崎駿も脚本に介入している為、起承転結まとまっているだけ前作よりはマシ。
1963年の横浜が見事に描かれている。しかし原作に忠実な訳ではなく、大分変更が加えられている。カルチェ・ラタンは原作では出てこない。宮崎駿が二十歳前後だった頃のノスタルジーが満載。
起承転結はまとまっていると言ったが、オチは弱くて、これといった見せ場も感動も無い。ジブリの名だたる過去作と比べて優れている点は特に見当たらない。
仕事で超疲れていて気晴らしにジブリ作品が見たい。けどそんなに考えたくなくて戦闘とか激しい場面に付いていく気力がない。流すようにリラックスして見れるヤツは無いか？と聞かれた場合にはこれをすすめるかな。
