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コクリコ坂からのmoneのレビュー・感想・評価

コクリコ坂から(2011年製作の映画)
3.8
金曜ロードショーにて鑑賞。主人公たちの真っ直ぐな姿勢、眼、思いに感化されて、見ているうちに背筋がピンとなる映画。

映画で一番魅力を感じたのはなんといってもカルチェラタン!
掃除前のぐちゃぐちゃで乱雑な感じは漢の城!みたいな感じでロマンがあるし、掃除を通してジブリならではの色合いで繊細な装飾やステンドグラスの鈍い光が艶やかに輝きを取り戻していく感じが描かれていたり、、、メルが「素敵な魔窟」と呼んでいたのは的確で笑ってしまった。この辺の劇中曲がジャズなのも最高。
大掃除のシーンなんかもみんなで何か一つのことに打ち込む感じが文化祭や体育祭などの学生時代を思い起こされる。
最後の理事長へのお披露目シーンでは、カルチェラタンの持つ歴史と伝統が今いる生徒たちによって受け継がれている様が象徴的な合唱シーンで表されていて胸が熱くなった。
メルたちが住む女の館、コクリコ荘との対比も面白い。
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