LEONkei

クノックのLEONkeiのレビュー・感想・評価

クノック(1950年製作の映画)
2.5
無尽蔵に膨れる医療費やいつの頃からか医者が権威を持ってしまう歪んだ医学界、小さな町に赴任した医師を描いた社会風刺コメディだが結果現在に通ずるホラー。

貧しく病む人々を献身的に診る〝赤ひげ〟先生は消えてしまったが、しかし誰も彼も診ることは一概に良いとも言えない。

新任医師役〝ルイ・ジューヴェ〟のギョロつく目つきやトカゲの様な仕草は奇妙で、機械仕掛けのロボットの様な滑稽な演技はひとり浮いているが個性的で味がある。

新任の医者が前任の医者を診断することは恐ろしい..★,
LEONkei

LEONkei