町蔵

愛された人の町蔵のレビュー・感想・評価

愛された人(2007年製作の映画)
3.5
ランス/2007年/66分/カラー/デジタル/日本語字幕付)
監督:アルノー・デプレシャン
出演:ロベール・デプレシャン、アルノー・デプレシャン、ファブリス・デプレシャン

家が売却されるのを知り、デプレシャンは故郷ルーベの家に戻り、幼少期について、結核で亡くなった母テレーズとのつながりについて、そしてデプレシャン家にまつわる家族関係について父に尋ねていく。ドキュメンタリーながら、ヒッチコックの『めまい』へのオマージュも感じられる本作には、デプレシャンの他の作品群(『二十歳の死』、『エスター・カーン』、とりわけ本作と同時に制作されていた『クリスマス・ストーリー』)を読み解くための鍵を見出すことができる。

「私たちは、自分が愛したと思っている人を知っているだろうか?もちろん、無知で不器用な私たちを正しく認識できずにいる。しかし、愛する人は私たちを知っている。それこそが愛の秘密だ」アルノー・デプレシャン

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